多くの病気の原因は自律神経の乱れ

免疫力の正体は、血液成分の中の「白血球」です。別名「免疫細胞」とも呼ばれています。白血球は身体の血液中を巡ってパトロールしている細胞で、大まかに「リンパ球」、「顆粒球」、「マクロファージ」の3種類」に分けられます。 その数や働きぶりに よって免疫力も強くなったり弱まったりするのですが、これらの白血球は「自律神経」の影響を大きく受けているようです。
自律神経とは交感神経と副交感神経からなっています。
交感神経はアクセルの働きをし、優位になると心臓の働きが高まり、消化菅の運動が抑制されて体は活動的になります。逆に副交感神経はブレーキの働きをし、優位になると心臓の働きは穏やかに、消化管は活発に働き、心身をリラックスさせます。  
健康を維持するためには、この2つの神経をタイミングよく切り替えることが大事で、どちらかに傾くと、体調が崩れてしまいます。 具体的には、交感神経優位が続くと「顆粒球」が増えて、副交感神経優位が続くと「リンパ球」が増えます。
私自身も診察のときの採血検査で毎回、顆粒球とリンパ球の数値を調べてもらっていますが、体調により数値が変化することがわかります。
なお、ほとんどの病気の原因が、突き詰めるとこの自律神経の乱れによる免疫力の低下だと言われている。
自律神経がベストバランスのときの体調
(リンパ球・・・35〜41%/顆粒球・・・54〜60%)
 ・血液の流れがよい
 ・老廃物がスムーズに排泄される
 ・酵素の働きがよい
 ・内臓の働きがよい
 ・細菌やウイルスに強い
 ・基礎代謝が高く、太りにくい
 ・生理痛が軽い
 ・ホルモンバランスがよい
 ・肌の血色がよく、シワが少ない
 ・全身が若々しい
 ・体が軽く、頭もスッキリしている
 ・いつもハツラツとしている
 ・ストレスに強い
 ・精神的に安定している