むくみで正座ができない

むくみ症状がひどくなると、なにげない日常の動作が制限されます。
例えば正座をすることができません。脚がぱんぱんにむくんでいますので、膝の内側で筋肉どうしが圧迫しあい、深く曲げることができなくなります。膝関節の圧迫痛もあります
靴も当然入らなくなり、靴のかかとをつぶしてむりやり履くことになります。
それから、内臓の圧迫感があったりしますので、身体全体がおもだるい不快感におそわれます。
内臓への圧迫感がありますと食欲も減退します。
なお、このむくみが起こる原因は血液中のタンパク質が尿へと流れ出ることによる低アルブミン血症となり、血液中の浸透圧が減少しその結果血管のまわりの細胞と血管内の浸透圧のバランスがくずれ、血液中の水分が細胞へと移動していくためです。
また、この様に血清蛋白の量が減ってくることにより抗酸化力や免疫力が著しく低下してしまいますので細菌やウイルスに容易に感染してしまいます。更に血栓動脈硬化心筋梗塞脳梗塞、ビタミン欠乏症などを起こしやすくなりますので、症状が現れたら早めの治療が必要です。